「451エラー」とは?「404」や「503」などHTTPステータスコードのおさらい

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Webサイトへのアクセス時、「ページが表示されません」や「404 Not Found」のようなエラーメッセージを目にしたことがあるかと思います。
例えばこの「404」という3桁の数字、これはHTTPステータスコードの1つで、Webページにアクセスした際の状態を示しています。

今回は、よく目にするエラーコード、HTTPステータスコードについて紹介します。もくじ

  1. 「451エラー」とは
  2. HTTPステータスコードとは
  3. よく使用されるエラーコード
  4. まとめ

◆「451エラー」とは

「451エラー」とはHTTPステータスコードのひとつであり、「検閲によって(法的な理由などで)表示できない」ページに対して表示されます。
2015年にインターネット技術の標準化を策定する団体Internet Engineering Task Force(IETF)によって公表された比較的新しいコードです。

アクセス拒否を表す既存の「403エラー」と似ていますが、アクセス拒否の理由がわかるというのが大きな違いになります。
まだ目にする機会は少ないですが、今後は特にコンテンツの検閲が強いられるGoogle、Twitter、Facebookなどで多く採用されると予想されています。

関連ページ
・An HTTP Status Code to Report Legal Obstacles

◆HTTPステータスコードとは

HTTPステータスコードとは、Webページにアクセスした際の状態を表す3桁の数値で、Webページへのアクセス要求があった際、Webサーバーが顧客(ブラウザ)に返す仕組みになっています。
HTTPステータスコードは、ブラウザの開発ツール(Chrome)等で確認することができます。

ステータスコードは以下の5つに分けられています。

・100番台:処理中(Informational)
・200番台:処理成功(Success)
・300番台:転送(Redirection)
・400番台:クライアントエラー(Client Error)
・500番台:サーバーエラー(Server Error)

顧客がWebページのアクセスを要求し、その際アクセスできなかった場合、理由を表す400番台のステータスコードを顧客へ返し、ページの表示ができた場合、200番台のコードを返します。
成功した際、ブラウザにコードが表示されることはありませんが、エラーの際は、400~500番台のコードとメッセージが表示されます。

◆よく使用されるエラーコード

エラーの際によく使用される、5つのステータスコードを紹介します。

・401 Unauthorized
Basic認証やDigest認証などを行う際に使用されるエラーコードになります。
認証ダイアログが表示された際、キャンセルボタンを押したり、ID・パスワード入力が間違っていると表示されます。

・403 Forbidden
サーバーからのアクセス拒否を表すコードで、サーバー側で外部から見えないように設定されている領域へアクセスをした際に使用されます。
社内環境だけで表示させるページにおいて、外部からアクセスしようとした際などに表示されます。

・404 Not Found
Webサイトにリクエストしたときページが見つからない際に使用されるエラーコードになります。
ページを削除した際やURLの変更が行われた際に表示されます。

URLの入力ミスの際もこのエラーが表示されます。

・410 Gone
404ステータスコードと同様、リクエストしたページが見つからない際に使用されるエラーコードですが、リクエストしたページが「消えて無くなった」という意味合いがあります。

・503 Service Unavailable
サーバーの処理ができないときなどに使用されるエラーコードになります。
Webサイトにアクセスが殺到して、サーバーの過負荷による処理不能状態に陥り、一時的にページが表示できない際などに表示されます。

◆まとめ

エラーが発生するとユーザビリティーに影響を及ぼす上、SEOにおいてもマイナスになります。
エラーコードにおける知識は、Webプログラマーやサーバーエンジニアにとっては必須ですが、制作メインとなるWebデザイナーやWebディレクターにとっても知っておくべき知識と言えます。
ステータスコードを理解し、遵守することはWeb業界で仕事をする上で信頼につながります。

コードにおける正しい仕組みや知識をあなたも身に付けましょう。