セールスエンジニアってどんな仕事?仕事内容と必要なスキル

ビジネス関連
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進化のスピードが速いIT業界では、豊富な専門知識を持ち、販売からアフターフォローまで行うことができるセールスエンジニアの需要は年々高まっています。

ITエンジニアは専門分野によりシステムエンジニアやWebエンジニアなどに細分化されますが、クライアントに対して提案やアフターフォローを行う「セールスエンジニア」は、名前に「セールス(営業職)」と「エンジニア(技術職)」を含んでいるため、どのような仕事内容なのか分かりづらいという方もいるでしょう。

今回はそんなセールスエンジニアについて紹介します。もくじ

  1. セールスエンジニアとは
  2. セールスエンジニアの仕事内容
  3. セールスエンジニアに必要なスキル
  4. まとめ

◆セールスエンジニアとは

セールスエンジニアは、企業のサービスを販売するセールスと技術的な知識を持つエンジニアの両方の要素を持ち、クライアントに対して自社製品の導入提案や導入後のサポートを行います。

セールスエンジニアは営業に同行して企業訪問をする機会も多く、さまざまな企業と接点を持ち、技術職でありながらクライアント目線に立って仕事を行います。

◆セールスエンジニアの仕事内容

セールスエンジニアは様々な業界のクライアントと商談を進めます。
しかし基本的な仕事の進め方は変わることはなく、以下のようになっています。

・販売・契約などの商談

自社の開発力を把握した上で製品の説明をしたり、あるいはクライアント先のやりたいことをヒアリングし、
それにあった製品あるいはその組み合わせの提案とその製品の価値を伝えながら商談を進めます。

クライアント先のシステムのリプレース(システムの入れ替え)について提案するコンサルタント的な役割も担うことがあります。

また商談を進めるうえで顧客にメリット・デメリット等を説明するため、技術的背景、業務知識を把握する必要があります。

・導入サポートと維持運用の窓口

データを取り込みどういう処理を行っていくのかなどを設計し、実際に動くものとして実演を行います。

できあがったシステムを顧客先に導入・設定を行い、使い方が複雑であればマニュアルのレクチャーまでサポートします。

また顧客先で出た問題に対し、実際の現場に出向き相談を受け改善に導きます。

◆セールスエンジニアに必要なスキル

セールスエンジニアには専門的な技術と豊富な知識に加えて、クライアントに近い目線で仕事ができる営業スキルが必要です。

ITの専門知識はもちろん、クライアント、営業、技術者の折衝を行うコミュニケーション力や専門的な製品内容をクライアントに分かりやすく伝えるプレゼンテーション力、技術の専門家に対応する特別のスキルも欠かせません。

国家資格としてのITパスポート試験や基本情報処理技術者試験の技術知識を身につけることも基本的なITスキルとして役立ちます。

◆まとめ

開発業務や保守業務に携わるエンジニアの中にはユーザーと接する機会が乏しく、顧客の声を聞くことができないエンジニアも多くいます。
しかし、営業職と技術職、2つの側面から企業の営業戦略やクライアントのサポートを行うセールスエンジニアは、製品を使用している現場へと足を運ぶことも多く、ユーザーが製品に対してどのように感じているかを直接知ることができる魅力的な職種です。

新しい知識や情報を積極的に取り入れる好奇心の強さや、コミュニケーションを取ることが好きな人にセールスエンジニアは向いています。

興味のある方は是非目指してみてください。