進化する人口知能(AI)!2045年問題とは?人口知能の可能性と危惧

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人工知能が搭載された人型ロボットをイベントやニュース、情報番組等で見かけることが増えてきました。
年々技術の進化を遂げる人工知能、そのスピードは近年、加速度的に進んでいます。

今回は、人口知能(AI)の持つこれからの可能性と問題について紹介します。もくじ

  1. 人工知能(AI)の可能性とは
  2. 人工知能(AI)が抱える問題
  3. 人間が行うべき4つの仕事内容
  4. まとめ

◆人工知能(AI)の可能性とは

人工知能(AI)は、学習・推論・認識・判断などの人間の知能を持たせたコンピューターシステムになります。
人工知能を搭載したコンピューターはデータとして蓄積された内容を基に、状況に合った最適かつ柔軟な対応を選択することができます。

さらにそこに人間の頭脳では処理することが不可能な膨大なデータ「ビッグデータ」を掛け合わせることで、経済などにおいてとても大きな変革を生じさせる可能性を秘めています。

◆人工知能(AI)が抱える問題

人間の生活、社会ににおいて多くの発展が期待される人工知能ですが、2045年問題や倫理面における問題など懸念される部分も存在します。

その問題内容について紹介します。

・2045年問題
2045年問題とは、2045年には人工知能が人間の知能を超えるという可能性を予測していることです。
インテルの創設者の1人である、ゴードン・ムーアが唱えた集積回路の集積密度は2年で2倍になるという法則に基づいています。
集積回路の密度が高まることでコンピューター性能も大きく向上することから、その頃には「技術的特異点(シンギュラリティ)」を迎えるのではないかといわれています。

人工知能が人間の知能を超えたとき、人の社会生活やビジネスに与える影響がどのようなものか懸念されます。

・倫理的問題
「人間への安全性、命令への服従、自己防衛」この3つの内容はロボット三原則として、SF作家アイザック・アシモフによって挙げられました。
人間の知能を超えたロボットが「人間に危害を及ぼすような指示」を受けた際、三原則に従い「人間への安全性」と「命令への服従」のどちらを選ぶのかという問題に陥ります。

仮に過ちを犯したロボットには責任を問えるのかという倫理的問題も生じるかもしれません。

◆人間が行うべき4つの仕事内容

人工知能の性能が向上することで、多くの仕事がロボットに置き換えられることになります。
その結果として、人間の仕事として以下の4種の需要が高まると予測されます。

・ロボットの運用と教育を行う
ロボットの設定やプログラミング、業務に対する理解、ロボットの行動パターンや機械学習の能力に長けた人材が求められます。

・高い接客力の追求
介護福祉、接客業、医療、教育など、人間同士の伝達に関わる仕事はロボットに置き変わりにくいと考えられます。
人とのセンシティブなコミュニケーションを行う仕事が重要になります。

・芸術やスポーツやショービジネスにおける創造
生身の人間によって表現されるダンスや音楽演奏は、生身の人間ゆえのものであることに共感を呼びます。

・主体性の追求
伝統工芸の継承や文学や思想といった、合理性だけでは無い非合理的な内容を追求する仕事もロボットには難しいと考えられます。

◆まとめ

人工知能の発展により、人間の生活が豊かになることが望まれるとともに、新たな科学技術に対する不安は払拭されていないのが現状と言えます。

今後、人工知能の活用方法や人とロボットの共存について一層の論議が必要とされることでしょう。