【IT講座】転職を考えている方へ。IT・Web業界の働くスタイル

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テクノロジーの進化はめざましく、IT業界も拡大し続けています。
それにともない、求人倍率も年々上がりIT・Web業界で働く人の割合も増えてきました。今回はITやWeb業界で働くメリットについてご紹介します。もくじ

  1. IT・Web業界で働くメリット
  2. 企業に属する働き方
  3. 企業に属さない働き方
  4. まとめ

◆IT・Web業界で働くメリット

2016年のITやWeb業界における、インターネット専門職の求人倍率は約5倍。これは純粋にIT業界の発展だけでなく、その発展によりIT業界の多くの企業が潤沢になってきたと考えられます。

IT・Web業界で実際働くとなるとどのようなメリットがあるのでしょうか?
まず第一に日々の生活に直結するサービスに携われることで、快適で新しいものを考え提供し続けていく実感があります。技術進化の速度も早く、常に新しい刺激を受けられる点に加えて、ネームバリューのある大手企業などと密接な関係をもてたり、スキル次第では高い報酬も得られます。
さらに、大きなポイントはIT・Web業界での働き方が様々であるということです。
パソコンとインターネットさえあれば場所を選ばず仕事ができるため、企業に在籍するだけでなく、在宅や業務委託など企業に属さない働き方も増えてきました。

今回は働き方のそれぞれの特徴とメリット・デメリットをご紹介します。

◆企業に属する働き方

企業に在籍して働くというスタイルは、IT・Web業界でも最も一般的な働き方です。契約により雇用形態は様々なので、労働条件や自分のスタイルに合わせてよく比較検討することが重要です。
将来的に独立を考えている人も、まずは企業で働きながらIT技術や社会人としてのスキル・マナーを磨くことをおすすめします。

・正社員

企業に正規雇用され、期限のない雇用契約を結んだ従業員のことを正社員と呼びます。最大のメリットは安定的な収入と生活が得られることです。重要な仕事を任せられることもありますし、企業によっては教育支援を受けられ、高いスキルアップが望めます。
ただし、やりたい仕事だけ選ぶことはもちろんできませんし、転勤や異動が発生する場合もあります。
未経験の方は特に、技術の向上のためにも企業に在籍してスキルアップしていくことがおすすめです。

・派遣社員

派遣社員は派遣会社と労働契約を結び、派遣会社から紹介された派遣先の企業で仕事をします。派遣会社の登録案件から、自分にあった仕事ややりたい仕事の希望が出せる点がメリットです。
給与や勤務時間なども派遣会社が派遣先と交渉してくれるため、直接行うよりも希望を伝えやすいですが、期間が定められていたり調整により契約が解除される可能性があるなど安定性に欠ける面がデメリットです。
期間を決めて働きたい方や、専門スキルを高めたい方は選択肢として考えてもいいかもしれません。

・契約社員

派遣社員とは異なり、直接労働先の企業と雇用契約を結ぶ形態が契約社員です。正社員とは異なり、契約期間が決まっている場合があります。派遣社員と同じく安定的な生活には掛けますが、転勤がないため期間を決めて働きたい方などはおすすめです。
また、正社員登用へのチャンスがある場合もありますので、ライフスタイルや自分のスキルにより希望企業への正社員での就職が難しい場合に、契約社員からスタートすることを選ぶ方も少なくありません。

◆企業に属さない働き方

パソコンとインターネットを繋げばどこでも仕事ができるIT・Web業界は、自宅やカフェなどで自由に仕事をするスタイルを選択する人も多くいます。また、プログラミングの言語はほぼ世界共通のため、海外で働くことも可能です。
起業を目指す人、自分のライフスタイルに合わせて仕事がしたい人、主婦や子育てをしながら働きたい人など、様々な人が自由なワークスタイルを確立しています。

・在宅ワーク

その名の通り、自宅にいながらパソコンを使用し、委託された仕事を行う働き方です。基本的には仕事の内容と締切を守れば時間に縛られず働くことができます。主婦や子育て中の母親、さらには土日だけ副業したいという方にはおすすめです。
ただし、自分で仕事を獲得しなければならないため、ITやWebの技術だけでなくコミュニケーションスキルも重要となってきます。
在宅ワークで代表的なものに、Webサイト制作、プログラミング、DTPデザインなどの仕事があります。

・ノマドワーク

「ノマド」とはnomadからきており英語で「遊牧民」の意味を表します。ノートパソコンやタブレットなどを使って仕事場所を一定の場所に置かず、カフェや自宅を転々とする仕事スタイルです。最近ではノマドワーカーに特化したカフェなど長時間使用できる場所も増えています。
ただし、様々な場所で仕事をするためネットワークの確保やセキュリティ意識の高さが要求されます。
また在宅ワーカーと同じように個人事業主なので、仕事を獲得するためのコミュニケーションスキルは必須となります。

・起業

新しく事業を始めることを起業と呼びます。これは個人・法人どちらもあてはまります。
以前は法人化のための多くの資本金が必要だったため、比較的簡単に独立可能なフリーランス・個人事業を選択する人が多かったのですが、会社法の施行により、資本金1円からでも会社設立ができるようになり、法人化する人も増えてきています。
IT・Web業界で起業する場合は、パソコン1台あれば稼げる仕事もあり、店や事務所の手配が必要な業種に比べて少額の資本からスタートできる場合もあります。

◆まとめ

IT・Web業界は、自分のスキルやライフスタイルに合わせて多様な働き方が選択できるメリットがあります。自分の理想のワークスタイルに近づけるよう、それぞれの働き方の特性をよく理解した上で選択していきましょう。
成長の著しいIT・Web業界ですが、流行や技術の変化もめまぐるしく展開しています。常に情報収集とスキルアップを怠らない姿勢が、今後のワークスタイルに大きく影響します。