【WEBデザイン初心者講座】「Photoshop」と「Illustrator」はどう違う?

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デザインの制作現場で欠かせないソフトウェアの中で代表的なものがPhotoshopとIllustratorです。
名前を一度は聞いたことがあるけれど、どちらも似たような機能があってどのように違うのかはっきりわかっていない人も少なくないと思います。

今回はWebデザイン初心者の方が意外と知らない2つのソフトの違いや特徴についてご紹介します。もくじ

  1. Photoshopで出来ること
  2. Illustratorで出来ること
  3. Webデザイン初心者はどちらを選べばいい?
  4. まとめ

◆Photoshopで出来ること

Photoshopは画像編集で最も使われるツールで、なくてはならない存在と言えます。
1ピクセルごとに細かく色の情報を記録する「ビットマップ」データを扱います。

そのため写真のようなドットでできた画像の加工や切り抜き、全体の色味やトーンの調節や描画の作業に向いています。

・写真加工
写真自体に様々な加工を加えることができます。
本来は複数枚の写真が必要なHDR(ハイダイナミックレンジ合成)加工も、Photoshopを使用すれば1枚の写真でHDRの写真をつくることができます。

・レイヤーでの画像加工
レイヤーと呼ばれる層を重ねることで合成加工が簡単にできます。
また、修正を行う際には必要なレイヤーのみを編集し手早く済ませることが可能です。

・スライス
画像を切って複数に分割する「スライス」という機能も備えています。
スライス機能を利用すれば、表示したい画像を傷つけることなく複数枚に分割し、1枚の画像として表示することができます。
Webデザイナーには必須の機能になっています。

◆Illustratorで出来ること

Photoshopが画像や写真を扱うのに対し、Illustratorはイラストやロゴ、パッケージなどの制作に向いています。
拡大・縮小・変形で画像が劣化することの無い「ベクター」画像を扱っていて、図柄の細かな描き込みや、テキスト、図形といった各オブジェクトのレイアウトを直感的にデザインすることができます。

・ロゴやアイコンの作成
ベクター画像のため、拡大・縮小・変形をしても画質を劣化させることなくロゴやアイコンをつくることができます。

・イラストの作成
直線や曲線で1つ1つパーツを描き、それらを組み合わせた抽象的なイラストを作成することができます。
線がはっきりとしたイラストを描くのに向いています。

・素材のレイアウト
Illustratorはレイアウトの制限が無く、キャンパス以外のスペースも使用できるため、画面全体を使うことができます。
Webデザインにイラストを使用する際は、Illustratorで作成、素材を編集してからPhotoshopで作成するデザインカンプに落とし込むことが多いです。

◆Webデザイン初心者はどちらを選べばいい?

PhotoshopとIllustrator、どちらもデザインに欠かせないソフトです。
しかしPhotoshopとIllustratorでは得意とするものが違います。
どちらかといえばPhotoshopはWebサイトの制作、Illustratorは印刷物の制作に向いています。
そのため、これからWebサイトを作ってみたいと考えている方には、まずはPhotoshopの使い方を学ぶことをおすすめします。

しかし、将来的にWebサイトの制作現場で働こうと考えている方は、Illustratorも使えることが望ましいでしょう。

◆まとめ

PhotoshopとIllustratorの違いや特徴について説明してきました。
今後、プロのWebデザイナーとして活躍していく為には、それぞれの違いや特徴を理解し、状況によって使い分けられるようにしておきましょう。