【Web担当者向け】SEO効果あり!?https(SSL化)のメリット・デメリット

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普段、毎日のように閲覧しているWebページですが、そのURLには「http」と、「https」があるのはご存知でしょうか?
「s」が付いているか、付いていないかなんて、ちょっとした違いのように思う方も多いでしょうが、実はかなり重要な違いなのです。
最近ではGoogleもhttps対応を推奨していて、https(SSL化)対応されているか否かは、SEO的にも非常に重要な項目になっています。

今回は、https(SSL化)のメリットとデメリットなどについて解説します。もくじ

  1. httpsとは
  2. https(SSL化)のメリット
  3. https(SSL化)のデメリット
  4. まとめ

◆httpsとは

まず、httpとは「Hyper Text Transfer Protocol(ハイパーテキストトランスファープロトコル)」の略になり、Webページのデータ(文字・画像・動画など)をサーバとクライアントの間で通信するときの通信規約(プロトコル)のことを指します。
httpに対して、httpsは、文字列の最後に「s」が付いています。
この「s」は、「Secure(セキュア)」を意味し、SSL(Secure Socket Layer)というプロトコルが使用されています。
httpとhttpsの主な違いは、通信内容が暗号化されているか、されていないかの違いになります。
Google Chromeではhttpsに対応したWebページを開くとブラウザのURLの左の方に「保護された通信」と表示され、httpsの部分が緑色で表示されます。(組織名が表示される場合もあります。)

◆https(SSL化)のメリット

・サイトのセキュリティ強化
https(SSL化)によって通信を暗号化することが出来るので、ハッカーなどが情報を覗き見しようとしても、内容が理解出来ません。
改ざんやなりすましの防止にもなります。
盗聴防止や、Free Wi-Fiからの接続の安全性確保などにも役立ちます。

・HTTP/2対応ブラウザでの表示が早くなる
IE、Safari、Firefox、Chromeなどの主要ブラウザの最新バージョンは大抵がHTTP/2に対応済みです。
HTTP/2に対応している場合、表示のスピードが早くなります。

・SEOに有利になる
https(SSL化)にすることでユーザーに安心感を与えることができ、Googleから「ユーザーにとって良いページ」と判断され、検索順位の優遇を受けることができます。

◆https(SSL化)のデメリット

・費用がかかる
https(SSL化)の導入には、証明書費用、設定代行費用がかかります。
また、転送設定やパスの修正などの改修作業も発生し、その際の制作費用もかかります。

・https非対応のツールや広告がある
https非対応なツールや広告があり、ニコニコ動画、Amazonアフィリエイトなどは非表示になります。

・サーバによっては常時SSL化に対応しづらい
最近ではサイト全体へhttpsを適用(常時SSL化)するケースが増えていますが、サーバによっては特定のディレクトリ以下にファイルを置かないとhttpsにならない場合もあります。

◆まとめ

「http」と、「https」は少しの違いのようですが、https(SSL化)する事で様々なメリットがあります。
GoogleやYouTube、Facebook、Wikipediaなど、みなさんも一度はアクセスした事があるサービスも、常時SSL化に対応済みです。
Webページを作る上で、ユーザーの安心感・信頼感を得るためにもhttps(SSL化)は重要な施策と言えるでしょう。

まだhttps(SSL化)を実装していない方はぜひこの機会に実装を進めてみてください。