
もくじ
◆alt属性ってそもそも何?
Webサイトに画像を貼るとき、img タグの中に「alt属性」という項目があります。これは「代替テキスト」と呼ばれるもので、画像が表示されないときに代わりに出てくる文章です。
たとえば、通信環境が悪くて画像が読み込めないときや、視覚障害者向けのスクリーンリーダーが内容を読み上げるときに活躍します。つまり、画像の意味を文字で伝えるための“保険” のようなものです。
◆SEOとalt属性の関係
検索エンジンは画像そのものを理解できません。そこでクローラーはalt属性を手がかりに、「この画像は何を表しているか」を判断します。
そのため、alt属性を正しく設定しておくと、検索結果の評価にもつながりやすくなります。特に画像検索からの流入を増やしたい場合、alt属性の整備は欠かせないSEO対策 と言えます。
◆書き方のコツ
alt属性を書くときは、短すぎても長すぎてもNGで、「芝生を走る白黒の犬」のように誰でもイメージできる程度が理想です。グラフや図表では詳細を本文に任せ、altは「〇〇の売上を示すグラフ」のように概要だけ簡潔に伝えるとスマートです。確認方法としてはソースコードの img alt=”…” を見るか、Chrome拡張「Alt & Meta viewer」が便利です。HTML5では「画像に意味があるかどうか」で使い分け、意味のある画像は説明を入れ、補足は title 属性で補い、装飾は alt=”” と空にするのが基本です。さらにGoogleは「簡潔でわかりやすく、無理にキーワードを詰め込まず、文章を丸ごとコピペしない」というユーザー目線の表現を推奨しています。
◆まとめ
- alt属性は「画像の内容を文字で伝える代替テキスト」であり、検索エンジンにとっても重要な手がかりになります。長すぎず短すぎず、シンプルで具体的に書くことが理想で、グラフや装飾などは用途に応じて工夫する必要があります。また、Googleが推奨する「簡潔で明瞭に」というルールを意識して設定することが大切です。