スクショはどこまでセーフ?著作権と違法の境界線

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もくじ

  1. スクリーンショットは違法になることがある?
  2. グレーゾーンと実際の運用
  3. 利用時に気をつけるべきこと
  4. まとめ

スクリーンショットは違法になることがある?

スマホやPCで日常的に行うスクリーンショットですが、状況によっては違法と判断される場合があります。2019年の著作権法改正案では、スクショやコピー&ペーストといった行為まで規制対象に含める案が検討され、大きな議論を呼びました。結果として改正は「海賊版サイトからの保存を禁止する」という形に落ち着き、正規に公開されている情報は対象外となりましたが、スクショが著作権法の議論に含まれるようになった事実は意識しておく必要があります。

グレーゾーンと実際の運用

音楽や映画の無断ダウンロードは以前から違法とされていましたが、改正案では漫画やアニメの画像をスクショすることやWeb記事を保存することも違法と見なされる可能性が指摘されました。ただし文化庁は、合法サイトに偶然違法コンテンツが含まれていた場合や漫画の数ページを保存した程度であれば直ちに違法とはしない方針を示しています。このため現実的にはケースごとに判断される余地が残されており、完全に白黒がつけられるものではないのが実情です。

利用時に気をつけるべきこと

スクリーンショットを撮る際は、そのサイトが正規のものかどうかをまず確認することが大切です。他人の著作物を保存した場合は個人利用の範囲にとどめ、SNSやブログに公開しないことが基本です。たとえ合法サイトからのスクショであっても、インターネット上で公開すれば無断転載と見なされる可能性があります。スクショは便利な機能ですが、著作権に触れるリスクがある以上、保存や共有を行う前に「本当に大丈夫か」を考える習慣を持つことが重要です。

◆まとめ

  • スクショは著作権法の対象となり得る行為であり、海賊版サイトからの保存は明確に違法です。正規サイトのスクショであっても公開する場合には注意が必要です。便利だからこそ気軽に扱うのではなく、著作権を正しく理解し、トラブルを避ける意識を持ちましょう。

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