企業SNSの運用のコツ!効果的な使い分けとマーケティング戦略

スキルアップ

最近注目されているSNSマーケティング。
実際にビジネスで活用してみたいけれど、始め方が良くわからない。と考えている方は多いかもしれません。

本記事では、よく使われているSNSの特徴を比較しつつ、SNS運用するうえでのポイントについて詳しく解説しています。
SNSマーケティングに興味がある方や、実際にビジネスに活用することを考えている方はぜひ参考にしてみてください。

もくじ

  1. SNSマーケティングについて
  2. 各SNSの特徴と運用で抑えておくべきポイント
  3. SNSマーケティングで得られる効果
  4. まとめ

◆SNSマーケティングについて

SNSマーケティングとは、SNSを活用したマーケティング手法の1つです。
無料で施策が行えることや情報の幅広さ、拡散力の高さなど多くのメリットがあり、注目を集めています。

以下では各SNSの特徴や運用するうえでのポイントについて解説します。

各SNSの特徴と運用で抑えておくべきポイント

Instagram – インスタグラム

【特徴】
Instagramは主に10~20代の若年層を中心にユーザーを持っており、写真や動画を投稿することで簡単にコミュニケーションが取れるSNSです。
Instagramでは視覚的に強く訴求するコンテンツが重要視されています。
さらに、自社ブランドと関連性の高いハッシュタグが付いた投稿数はファン数として捉えられるため、訴求キーワードを分析し、自社や商品の世界観に共感を得られるコンテンツの作成が求められます。

【運用のポイント】
Instagramでは他のSNSに比べ、視覚的な要素が特に重視されるため、センスが光る高品質な画像や動画の投稿が求められます。
たとえば美容院のアカウントでは、最新のトレンドヘアスタイルを紹介したり、スタイリング写真を積極的に公開しています。これにより、ブランド力を向上させるだけでなく、店舗の内装を細かく紹介して雰囲気を伝えることにも成功しています。

X – エックス(旧:Twitter)

【特徴】
X(旧:Twitter)をビジネスで活用する際には、140文字の“つぶやき”に情報を凝縮し、ユーザーの関心を引く表現で伝えることが求められます。
発信内容は新しい情報が理想的ですが、古くなった情報でも、独自の切り口から興味を引く伝え方ができれば拡散される可能性があります。
企業がユーザーに役立つ情報を提供し、リツイートや『いいね』機能を通じて情報が広がることで、より多くの人に自社や商品の認知を促すことができます。

【運用のポイント】
X(旧:Twitter)は、情報の拡散が速いのが特徴で、即時性のある情報発信に適しています。
たとえば、新商品のお知らせや時間限定の割引サービスの告知などで効果的に活用できます。
さらに、『リプライ』や『コメント』、DM(ダイレクトメッセージ)機能を活用することで販売促進につながるケースもあります。

Facebook – フェイスブック

【特徴】
Facebookは実名登録が基本のSNSで、主に面識のある人とのつながりを重視しています。
そのため他のSNSに比べてフォーマルな雰囲気があります。
世界の月間アクティブユーザー数は30〜40代を中心に、2023年12月時点で30億7,000万人に達しています(Meta公式サイト)。
投稿では、情報の面白さよりも信頼性や安心感が求められる傾向があり、ターゲットユーザーに対して『どのような情報を発信すれば信頼されるか』を考えることが重要です。
話題性も重要ですが、企業としての信頼構築に配慮した内容に注意を払うべきでしょう。

【運用のポイント】
近年、多くの企業がFacebookに自社やサービスの公式ページを設けており、そこから問い合わせや予約対応を行うケースも増えています。情報発信を通じて、自然にユーザーを獲得する手法は、SNS活用の定番といえます。
X(旧:Twitter)と同様に、Facebookにも『いいね』機能があり、影響力のあるユーザーに『いいね』されることで、知名度が高まるケースもあります。
そのため根気強く投稿を続けることが重要です。

LINE – ライン

【特徴】
LINEは幅広い年齢層のユーザーに利用されており、月間アクティブユーザー数は9,500万人以上(2023年3月末時点/LINEヤフー調べ)と非常に多く、日常的なコミュニケーションツールとして活用されています。
情報拡散力も持ちますが、1対1での密なやり取りができる点が特徴的です。
また、LINEには法人向けの『LINE公式アカウント』サービスがあり、大手企業から個人経営の店舗まで、誰でも簡単にアカウントを開設可能です。不特定多数の『友だち』に一斉にメッセージや通知を送る機能に加え、チャットでのやり取りもサポートしています。
企業がマーケティングツールとしてLINEを利用する際は、情報拡散よりも既存ユーザーのエンゲージメント向上に重点を置くとよいでしょう。

【運用のポイント】
LINEにはプッシュ通知機能があり、割引キャンペーンやポイント付与の案内をスマートフォンに直接通知することができます。
そのため集客施策として効果的に活用することができます。
たとえば美容室や整体院などの店舗型ビジネスでは、ユーザーに定期的にキャンペーン情報を通知することでリピート率を向上させる手法が多くの店舗で活用されています。

SNSマーケティングで得られる効果

SNSマーケティングを行うことで以下のような効果が期待できます。
・ブランディング
・顧客ロイヤルティの向上

ブランディング

SNSマーケティングは、画像や動画を活用して企業や商品のイメージや世界観を効果的に伝えられるため、ブランディングの手段として有効です。

SNSを通じてブランディングを行うことで、ブランドの世界観に共感するファンを増やし、購買意欲を高めることができます。さらに、ファンが商品やサービスの感想を投稿したり、自社の投稿をシェアすることで、認知度の拡大につなげることも期待できます。

SNSでのブランディングには、一貫性のある発信内容や、投稿のジャンルやイメージの統一が求められます。継続的なコンテンツ発信で信頼性を高めることも必要になりますが、SNSでブランディングを行うことで、広告コストの削減にも貢献できます。

顧客ロイヤルティの向上

SNSマーケティングではユーザーと直接コミュニケーションを取れるため、顧客ロイヤルティの向上が期待できます。

例えば、サービスや商品に関する投稿にリプライやコメントをしたり、シェアや『いいね』をすることで、ユーザーとの双方向コミュニケーションが可能になります。積極的にユーザーと交流することで信頼が生まれ、良好な関係が構築され、ロイヤルティを高めることが可能です。

ブランドのロイヤルティが向上すれば、リピーターの獲得や継続的な購入が期待できるだけでなく、口コミの拡散を通じて新規顧客の獲得も可能になり、長期的な売上の安定化が期待できます。

まとめ

各種SNSの特徴を比較しつつ、SNSマーケティングの運用方法について解説しました。
SNSごとに戦略が変わってきますが特徴を見極めてマーケティングを行うと、低コストで集客が行えたり、自社のブランディングにも貢献することが出来るため、マーケティングの手法として検討してみてはいかがでしょうか。

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